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独鈷の湯が入浴禁止なのはなぜ?意味や歴史、周辺の入浴施設も紹介!

とっこの湯2 修善寺

静岡県伊豆市にある修善寺温泉の独鈷(とっこ)の湯
修善寺と聞くと、独鈷の湯の独特の形の建物を思い浮かべる人も多いでしょう。

現在、独鈷の湯は入浴禁止になっています、
入浴はもちろん、足湯もできません
以前は入浴できたはずなのになぜなのだろう、と理由が気になりますよね。

そのほか、「とっこ」とはどういう意味なんだろうとか、どういういきさつで温泉が湧いたのだろうとか、ちょっと考えただけで疑問は次々に出てきます。
独鈷の湯、謎だらけですよね!

これから、独鈷の湯が入浴禁止になったのはなぜなのか、そして独鈷の湯の名前の意味や歴史について書いていきますね。

独鈷の湯は空海(弘法大師)が特殊な仏具で湧き出させた温泉だと言われています。
なんとも不思議な独鈷の湯について詳しく書いていきますので、よかったら読んでくださいね。

独鈷の湯が入浴禁止になったのはなぜ?

静岡県伊豆市の修善寺温泉にある独鈷(とっこ)の湯。
修禅寺温泉といえば、独鈷の湯というイメージで広く知られていますよね。

入浴も足湯も禁止になり、今は見学することだけが許されている独鈷の湯です。

独鈷の湯は以前は無料で入浴できたのです。
2000年ごろまでは外湯として入浴ができたのですが、おおよそ下記のような理由から入浴禁止になったということです。

・桂川の中に湧いているという立地の危険性
・安全面や衛生面を保証しきれないこと
・管理責任の問題


実際に独鈷の湯は何度も台風の被害を受けています。
外にあることから、水質や泉質の保証も難しい環境ですよね。
自己責任でお願いします、としていても現実に何か問題が起こったときには困ってしまいます。
やはり今の世の中で、昔のように入浴を許可するわけにはいかなくなったのでしょう。

入浴が禁止になったあとも足湯は許可されていて、そのころは足湯を楽しむ人がたくさんいました。
ただ最近ではさらに衛生面に気をつかわなければいけない状況になったため、足湯もできなくなりました。

見学することは今でもできるので、ぜひ近くまで行って実際の独鈷の湯を見てくださいね♪

独鈷(とっこ)の意味

独鈷の湯はなぜ「とっこ」なのでしょうか?
耳慣れない、なんとも不思議な名前ですよね。
なんで「どっこ」って読まないのかな~?と私も常々思っていました。

独鈷というのは、温泉を湧出させたとされる空海(弘法大師)の使っていた仏具の名前から来ているんです。
仏具の名前は「独鈷杵」(とっこしょ)といって、金剛でできた杵のことをいいます。
弘法大師はこの独鈷杵を使って桂川の岩を砕き、温泉を湧きださせたんですね。

どうもこの独鈷杵、大精進菩薩や帝釈天などの仏さまがこの世を守るときに使う道具みたいで…。
なんだか壮大なスケールの話になってきました~。笑

修行を積んでいた弘法大師さんは、この独鈷杵を使いみごとに温泉を掘り当てたということですね。

独鈷の湯の歴史

独鈷の湯が湧き出たのは、807年のこととされています。
これは弘法大師が開いたとされる修禅寺の創建時期と一致しますね。

独鈷の湯

空海(弘法大師)が修善寺の地を訪れたとき、病気の父親の背中をその息子が桂川の冷たい水で流してあげているのを見てとても気の毒に思い、独鈷杵で岩を砕き温泉を出してあげた…という伝説が残っています。

そして父親にその湧き出たお湯につかるようにと勧めたところ、みるみる回復してすっかり元気になったということです。
その噂は少しずつ広まっていき、次第に修善寺は有名な湯治場になっていったんだそうです。

こうして後世も温泉街として栄えていることを考えると、空海さん(弘法大師)の功績は大きいですよね!

そしてそのありがたい独鈷杵は現存するというのです。
これ驚きですよね~!
1961年に修禅寺の裏山から出土していて、今も修禅寺の「宝物殿」で公開されています。

修禅寺についてはこちらの記事で詳しくお伝えしています。

修禅寺は見どころがいっぱい 手水や鐘楼堂、御朱印についても紹介♪
修禅寺は807年に空海(弘法大師)が創建したと言われているお寺です。 静岡県の伊豆市にある修善寺温泉の象徴ともいえる有名なお寺ですよね。 修善寺に観光に行った際には、ほとんどの方が訪れる場所なのではないでしょうか。 私も家族で修善寺観光を...

 

独鈷の湯周辺で入浴・足湯ができる施設

現在、入浴も足湯もできない独鈷の湯ですが、周辺には入浴できる施設があります♪

筥湯(はこゆ)

2000年にできた筥湯(はこゆ)は誰でも入れる共同浴場です。

内風呂だけのこじんまりとした温泉施設ですが、檜の湯舟いっぱいにあふれる温泉に気軽に入ることができます。

筥湯

日帰りで修禅寺観光に来た時でも温泉に入れるなんて嬉しいですよね~♪
仰空楼(ぎょうくうろう)と呼ばれる展望台も併設されているので、修善寺の温泉街を高いところから眺めてみるのもいいですね。

◆筥湯(はこゆ)◆
利用料 350円(小学生未満無料) 旅館組合加盟旅館宿泊者150円

所在地 〒410-2416静岡県伊豆市修善寺924-1
電話番号 0558-72-5282
駐車場 なし(最寄の有料駐車場を利用)
営業時間 12:00~21:00(受付は20:30まで)
定休日 無休
アクセス
修善寺駅よりバス8分
伊豆箱根バス・東海バス 修善寺温泉行き「修善寺温泉」下車、徒歩3分

旅館組合加盟旅館に宿泊している場合は割引になるので、旅館で割引券を入手して利用します。

河原湯(かわらゆ)

独鈷の湯の近くに、足湯ができる河原湯があります。

昔あった共同浴場「河原湯」の名前をとって河原湯と名づけられたそうです。

利用が無料なのは嬉しいですよね~♪
泉質はアルカリ性単純温泉で、6名ほどが入れる大きさです。

◆河原湯◆
問い合わせ TEL 0558-72-2501(伊豆市観光協会修善寺支部)
定休日 毎月第2木曜

定休日には栓を閉めてしまうそうなので、注意してくださいね。

リバーテラス 杉の湯(すぎのゆ)

独鈷の湯公園の中に2018年11月、リバーサイド杉の湯がオープンしています。

こちらも足湯のできる無料の入浴施設です。
杉の湯も昔あった共同浴場にちなんで名づけたそうです。
無休に無料、嬉しいですね~♪

杉の湯はテーブルつきなので、足湯をしながら飲食をすることができます。
夜は足元がライトアップされて、昼間とは違った趣を楽しめます!

◆杉の湯◆
問い合わせ TEL 0558-72-2501(伊豆市観光協会修善寺支部)

定休日 なし

杉の湯は10名ほどが入れる広さです。

独鈷の湯周辺の宿泊施設

ここからは独鈷の湯の周辺の宿泊施設を紹介していきますね。

新井旅館(あらいりょかん)

明治5年創業の新井旅館さんは、歴史の中に入り込んだかのような気分を味わえる宿です。

客室や大浴場を含めた宿の建築物15棟が、国の登録文化財に指定されています。
文豪たちにも愛された歴史ある宿なんですよね♪
すべての浴場が源泉かけ流しなので、温泉好きの方の期待を裏切りません。

修善寺温泉 宙SORA渡月荘金流(そら とげつそうきんりゅう)

修善寺温泉 宙SORA渡月荘金流さんは、ドラマのロケで使われた宿としても有名ですね。

部屋から四季折々の修善寺の自然を楽しむことができます。
日本庭園も情緒たっぷりで時間を忘れそうですね。
高台からの露天風呂で解放感に浸りたい♪

ねの湯 対山荘(ねのゆ たいざんそう)

ねの湯 対山荘さんは山の中の隠れ宿といった雰囲気で風情のあるお宿です。

静かな環境と地元の名産を使ったお料理に定評があります。
ぬる湯を好む方に喜ばれる温泉で、リピーターも多いんですよね。
日ごろの喧騒を忘れて、親しいひととゆっくり過ごしたいときに最適な環境です。

まとめ

静岡県伊豆市、修善寺温泉の独鈷(とっこ)の湯について書いてきました。
独鈷の湯は現在入浴も足湯も禁止になっています。
大きな理由としては
・桂川の中に湧いているという立地の危険性
・安全面や衛生面を保証しきれないこと
・管理責任の問題

ということがあげられます。

独鈷の湯の独鈷というのは、温泉を湧出させたとされる空海(弘法大師)の使っていた仏具の名前から来ています。仏具の名前は「独鈷杵」(とっこしょ)といって、金剛でできた杵のことをいいます。

独鈷の湯は入浴も足湯も禁止されていますが、独鈷の湯のそばには日帰り入浴施設の「筥湯(はこゆ)」、足湯の入浴施設「河原湯」「リバーテラス杉の湯」があります。
こうした入浴施設を使って、独鈷の湯と同じ修善寺温泉のぬくもりを楽しむのもいいですね。
独鈷の湯周辺の宿泊施設は「新井旅館」「修善寺温泉 宙SORA渡月荘金流」「ねの湯 対山荘」を紹介しました。
この記事を書いた人
ゆうか

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