修禅寺は807年に空海(弘法大師)が創建したと言われているお寺です。
静岡県の伊豆市にある修善寺温泉の象徴ともいえる有名なお寺ですよね。
修善寺に観光に行った際には、ほとんどの方が訪れる場所なのではないでしょうか。
私も家族で修善寺観光をしたとき、修禅寺にお参りして来ました♪
夫と大学生の娘と行ったのですが、お寺や境内、そして自然の美しさにいたく感激して3人でたっくさん写真を撮りまくっちゃいましたよ~。
歴史好きな夫と娘は「これはいつごろのものかな~」「この建物はどうやって作ったんだろうね。」と見るものすべてに興味が尽きないようでした。
参拝する前に、手水で手を清めようとすると湯気が立っていて手水舎の周りがなんだか温かかったんですね。
あれ?と思ったのですが…そうなんです。
修禅寺の手水は温泉だったんですよ~。
これから詳しく書いていきますね。
修禅寺の御朱印も大人気でした。
修禅寺ならではのとても可愛い御朱印もありますよ!
修禅寺にお参りしたら、ぜひともいただいて帰りたいですよね。
これから修禅寺の見どころについて書いていきますので、よかったら参考にしてください♪
修禅寺の手水
冒頭でも書いたのですが、修禅寺の手水舎の龍の口から出ている手水はなぜかお湯なんですよね。
実はこのお湯、修善寺温泉の源泉かけ流しです。
正真正銘の温泉なんです!
今までいろいろなお寺や神社にお参りしてきましたが、手水が温泉だったことなんて一度もなかったものですから本当にびっくりしちゃいました。
全国的にもとても珍しいそうです。
たまたま私と娘の前にいた観光バスのバスガイドさんとお客さんが先に手を清めていて、目があったときに「これね、温泉なんですよ!あったかいのよ。」「修善寺温泉のお湯なのよね~。」と口々に教えてくれたんです。
そこで娘と触ってみたら本当にあったかくて。
「わ!お湯だ♪」「ほんとに温泉なんだね~!」と一気に盛り上がりました。
少しだけ肌寒い季節だったので、あたたかさが心地よかったです。
そして実はこの手水、飲んでもいいんだそうですよ!
飲んだ時の具体的な効能については聞けなかったのですが、参考までに書いておくと修善寺温泉の泉質はアルカリ性の単純温泉です。
お飲みになる際は、効能についてなどお寺の方に聞くといいかも…。
修禅寺の鐘楼堂
修善寺には立派な鐘楼堂(しょうろうどう)があります。
鐘楼堂というのは鐘つき堂のことです。
積んである石の美しさにうっとりしますね。
どうしたらこんなふうにきれいに積み上げることができるんでしょう。
鐘楼堂の建物も本当に見事です。
昔のアニメや童謡の挿絵から出てきたような鐘つき堂ですよね♪
ひょこっと一休さんが出てきそうな気がしませんか?
修禅寺の鐘は、普段は一般の人はつくことができないんです。
鐘楼堂にも注意書きがされているように、お寺の方だけが鐘をつくことができます。
ですが、1年に1度だけ!大晦日には檀家の方や修善寺温泉の宿泊客の方も除夜の鐘をつくチャンスがあるんです♪
事前に配られる整理券を手に入れると、除夜の鐘をつくことができます。
もし機会があったら除夜の鐘をついてみたいです。
後々まで記憶に残りますよね。
修禅寺の御朱印
全国のいろいろな神社仏閣に御朱印がありますが、修禅寺にももちろん素敵な御朱印があります。
令和5年から、伊豆市のご出身の切り絵作家「水口ちはる」さんの御朱印がいただけるようになったんですよね。
修禅寺のご本尊である大日如来の御朱印もいただけます。
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切り絵の御朱印って!初めて見ました。
ほんわかした雰囲気で、とてもかわいらしいですよね。
水口さんのほかの作品も見てみたいです♪
御朱印は、寺務所でいただくことができます。
4月から9月 8時30分〜16時30分まで
10月から3月 8時30分〜16時まで
修善寺なの?修禅寺なの?
温泉街の地名は「修善寺」ですが、お寺の名前は「修禅寺」なんですよね。
恥ずかしいんですが、私はお寺の名前と土地の名前は同じだと思い込んでいました。
温泉地の地名は修善寺。
温泉の名前も「修善寺温泉」なんですね。
修禅寺の正式名称は「福地山(ふくちざん)修禅萬安禅寺(しゅぜんばんなんぜんじ)」、これを略して修禅寺と呼ぶそうです。
修禅寺は創建時は真言宗でしたが、鎌倉時代に臨済宗に、さらには室町時代に曹洞宗に改宗しています。宗派の変遷によって、釈迦牟尼仏ではなくて大日如来を本尊にしています。
修禅寺の大日如来坐像は国の重要文化財に指定されている貴重なものなんですよ♪
土地の名前はお寺に合わせて修善寺と定着していったそうです。
お寺の名前は、改宗のタイミングなどでいつしか禅の字に変わり、そのまま認識されていったということです。
今では、土地名=修善寺、お寺=修禅寺 というように区別されていますね。
修禅寺の見どころ、手水や鐘楼堂、御朱印のまとめ
807年に創建されたという、歴史の長い修禅寺の見どころについて詳しく紹介してきました。
修善寺の手水舎は、龍の口から修善寺温泉の源泉かけ流しのお湯が出てきます。
飲んでもいいと言われているので、次回行ったら私も飲んでみようかな…。
たたずまいからとても美しい鐘楼堂には、しばらく見入ってしまいました。
昔ながらの日本の風景、という印象です。
いつもはつけない修善寺の鐘は、大晦日に除夜の鐘をつくときにだけ一般の方もつくことができます。(状況によりできない年もあります)
事前に配られる整理券を手に入れて鐘をついてみたいものですね。
修禅寺は、行ったときに桜の季節だったため周囲がピンクに染まり華やかでそれはそれはきれいだったのですが、新緑のころや秋の紅葉の境内は、また全然違う美しさを見せてくれると思います。
四季折々の景色を楽しめる修禅寺に、ぜひまたお参りしたいと思っています♪
修善寺を訪ねる際に、参考にしていただけるととても嬉しいです。
修善寺観光のおすすめ場所についてはこちらの記事で詳しくお伝えしています。
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